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2008年7月 9日 (水)

ドラマ「嘘と本当とテキーラ」は

ええドラマじゃったのう。流石、巨匠・山田太一じゃのう。ブレや嘘がない。あっても全く感じられない。役者の台詞が全て、板についておる。というか、役柄の人間から、生きた言葉となって発せられておる。企業コンサルタント社長を演じる佐藤浩一じゃったか、これがまた素晴らしい役者じゃ。長女もよかったのう。柄本明や山崎努という脇も天下一品じゃ。樋口可南子も秀逸じゃった。外務省OBのダンナもよかったのう。

おおっと思った台詞をいくつか、列挙しようかのう。「布巾を固く絞れない」、「パパ、しつこい」、「本当のことを言ったあなたは偉い」なんてところかのう。

政治家でも、企業コンサルタントでも、企業経営者でも、官僚でも、サラリーマンでも何でもええが、その立場でなければ、言っても効果のない言葉がたくさんござる。嘘臭く聞える話や、挨拶や、交渉やいろんな言葉がござるが、そのタイミングで、その人間でなければ、ならない殺し文句がござる。それがそこで使うことができるかどうか、それが脚本家や、言葉で生きる政治家には不可欠じゃのう。トラブル処理の企業コンサルタントも、そうじゃのう。どういう間のとり方で、どういう言い回しで、どこで頭を下げさせて、本当らしい言葉で謝罪させるという一連の作業は、演出家でござるな。つまらない、うそ臭いドラマは、そうなっておらんちゅうことじゃのう。もう巨匠は出てこないのかのう。花山大吉

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